思いついたアイデアおもちゃを試作してみて、これは皆に喜んでもらえるぞ! 商品として売れるのでは? と、これからの活動の方向性が大きく変化した2022年の夏であった。

簡単に自分のアイデアが商品化されて販売され儲かる事を想像してしまいがちだが、実際に行動してみると一歩先に進む度にするべき事が次々と出て来るのであった。

これまでの流れと、今後すべきことを考えてみた。

面白い商品アイデアを考えた

試作品を作って実験、検証

弁理士さんに相談

自分のアイデアがすでに特許登録がされていないか調査

弁理士さんに特許出願書類を作成してもらう

特許出願申請

特許取得

企業に売り込み、契約

商品化、販売

企業にアイデアが採用されて商品化される事は本当に稀なことなようだ。しかし、商品の製造販売に関して全くの素人の私がこの挑戦をまだ諦めずに続けられているのは、現代のIT技術(ネット環境)と国や自治体、企業、団体の様々なサービスのおかげである。

パソコンと電話があれば求める情報が得られ、専門家の方々とお会いすることができアドバイスをいただけた。真っ暗な道のりの中で灯りを照らしてもらえたような感覚であった。

そしていよいよ特許出願に向けての行動開始。まさか自分が特許を取ることになるとは! しかし考えてみれば個人企業になるのだから会社でいえばすべての部署の仕事を一人で全部行うことになるのだ(当たり前ですが)。

何にもないとは、何でもアリだ! たしかhideさんがそんなこと歌っていた。ジャンルは違えど彼の様に常に開拓者で尖っていたいものだ。

弁理士探しは先日の知財相談窓口で紹介された方にと考えていたのだが、結局インターネット検索で見つけた調布市の弁理士さんにお願いすることにした。

当時私が住んでいた東京都文京区では東京大学のある本郷3丁目あたりに弁理士事務所がやたら多くあることが分かった。そして弁理士さんにも得意分野が様々あるように感じた。

調布市の弁理士さんに決めたわけは、先生の過去の実績と経歴からである。加えて都心から少し離れた場所に行ってみたかったという私的な理由からだった。

電話で面談の約束を取り当日、地下鉄を乗り継いで市ヶ谷経由で調布市を目ざし出発した。