2022年8月23日、弁理士会館で面談
弁理士さんとの面談は対面ではなく、館内の別々の部屋でZOOMオンラインで行われた。約30分間で面談は終了したが話をしっかりと聞いてくれて、丁寧にアドバイスを頂けた。
まず今回の場は、類似した特許技術があるのかどうか? それには調査が必要な事、弁理士としての経験と一般的な知識からのアドバイスになるので、特許が取れるかどうかを保証するものではないことという話から始まった。
予め私が考案したアイデアの図面と、それに類似した公開特許の資料をお渡ししておいた。結果としては、
・新規性(新しい工夫)があるように思える
・原理をおもちゃの形にした工夫は認められる可能性がある
・類似していた先行技術(特許公報)との違いはあるように思える
少しホッとした。そもそもが特許という権利に対して場違いな相談ではないのか? という疑問はどうしても自分自身で払拭できずにいたからだ。
面談を続けてゆく中でアイデアを企業に売り込む事に対してのアドバイスもいただけた
・企業は(特許などの知財)出願していないとまず相手にしてくれない
・何かしらの権利(特許、実用新案、意匠、商標)があればいいという場合もある
・実際に一般のアイデアが商品化される確率はかなり低い
最後にこうも言われた。重要なのは特許の請求の範囲である。特許取得できたとしても有効な権利であるかどうかが重要である。詰めが甘いと類似品が作りやすい権利になってしまうのでやはり弁理士さんに相談するのが無難である。と。
今回は弁理士会が運営している知財相談窓口であったが、東京都が中小企業向けに行っている相談窓口もあることを教えてもらえた。
なんとなく池袋のファミレスで思いついたアイデアが形になり、いま虎ノ門へ
思わぬ方向へ自分が転がり出している事を感じた。ただ明確に分かっていた。自分は発明家になりたいわけではない、おもちゃを作って発表したいだけなのだ。